ヨーロッパ旅行記

■パリ最終日 (04月09日 1988)

とうとうパリ最後の日になってしまった。

本当にいろいろな事があった。今日は〆としてミッシェルとベルサイユ宮殿へいく事になった。パリビジョンのツアーで10時半のバスに乗ったはいいが、ホントいい加減なバスガイドに当たってしまい、全く違うコースのバスに乗せられてしまった。念を押して何処行きか聞けば良かったと後から後悔.......

しよーが無くパリ見物をさせられるハメに、これはパリに来たばっかりの時に乗るべき名所案内のバスツアーでした。しかし、バスからのパリの風景もまた美しいものだ。

ランチはチュエルリー公園で、ピクニックをした。キッシュやサラダ、クロワッサンなどを買ってきて、緑の中、いいお天気でとっても気持ちがいい。ハトにパンをやるとなんと手の中まで餌を取りに来る。

気を取り直して、2時半のバスで再度ベルサイユへ....かのマリーアントワネットがこよなく愛した広大な庭園、装飾華美な宮廷内、圧倒されまくってしまった。一つ一つ丁寧に細かいところまでを見ていたら際限ないくらい、よくぞここまでデコラティブにできるものだと呆れてしまうほどの徹底した室内装飾の数々.....華麗で優美な世界がそこには広がっている。

疲れ果てて、ハタと気がつくと帰りのバスの時間が5分過ぎてしまった。慌ててバス停へ行くと無情にもバスは今行ってしまったばかり、パリビジョンのツアーへは二度と来るものか!5分くらい待ってくれても良さそうなものなのに。しかし運良くイタリア人用のバスで帰れた。やれやれ.......

夜はサントノーレでお寿司を食べた。日本人だらけである。でも何故かほっとする。久しぶりのお寿司やご飯はおいしいとは言えない味だったが、日本に帰ったような安心感を覚えた。フランスの食べ物も美味しいけどやっぱり私は日本人だとつくづく感じた。そして新たな元気が出てきた。

明日の今頃はハンガリーだ。力をつけておかなくては。今まで日本のお茶がこんなに美味しいと思った事は無かった。デザートは夜のセーヌ河岸を歩きながら有名だと言われる美味しいグラース(アイスクリーム)を食べ、最後にもう一度ノートルダムを見に行く。私はパリのモニュメントの中ではノートルダム寺院が一番好きだ。どの角度から見ても繊細で優美威厳があり、何時間見ていても飽きないほどの魅力がある。

ミッシェルと乗ったバトームシュ(セーヌ河のツーリスト用船)で夜のパリを一巡り、夜風が心地よくライトアップされた建築物が美しい。本当に素敵な街だと思う。最後の夜だと思うといろいろな事が蘇って来る。様々な人達と出会い、フランス語も少し覚え、(寒い夜があったのでフランス語で毛布をもう一枚下さいとホテルの人にも言えた)ずいぶんパリに親近感が持ててきた。パリに住んでフランス語を話し、フランス人の友達ももっとできたらいいな~と漠然と思う。

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