ヨーロッパ旅行記

■オルセー美術館 (03月25日 1988)

やっとオルセーに来れた。昔は駅だったというこの建物、パリで万博が開かれたことを記念して今の姿になったという。


当時の面影を残しつつ、所蔵されているものは19世紀が中心。印象派以降の作品が殆どなので、私としてはルーブルより親しみやすかったかな。建物の中はなん とも複雑で迷路のよう。しっかり一日かけて見よう!と気合いを入れてみる。

歴史を追って辿られた名作が並ぶ、並ぶ、18世紀以前の帝政時代の絵画から始まり、当時の時代背景がありありと絵画に表現されている。そして近代へと移る、いろいろと想いをめぐらしながら、ルノワールがこんなに素晴らしいのかと改めて思ったりこれが本物のドガの作品か、これが......とひたすら見入ってしまう。

しかし、何と言っても中のデコラティブな装飾が素晴らしい。本当に人が作ったのかと疑うようなものばかり。絵画や彫刻だけでなく、写真や家具、工芸品なども堪能できる。

すっかり疲れ果ててメトロを待っているとフランス人カップルが何かを尋ねてきた。日本語がすこしわかるヘレンとマキシムに出会う。マキシムのうちへ行くことになり、長々と、とりとめも無く話し続けた。ヘレンは7月にKDDに勤めていると言う日本人と結婚するのだそうだ。もう大変な日本びいきでラーメンなんかを作ってくれて、最後は送ってくれた。(バス停まで)

今日も見知らぬ人達と出会いひょんなことでおうちにまで行って話し込んでしまうとは、東京では考えられない気がする。こちらの人はみんな人懐っこいのですよ。

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